表皮は死んでる細胞!美しい肌のために、はがして捨てるのが正解!
2018/07/28
ターンオーバーという言葉は、美容に少し興味がある方ならよく耳にするでしょう。一般にターンオーバーは28日周期で行われ、表皮の肌はいつも入れ替わっているのです。
この仕組みを理解していれば、肌の表面を「保湿剤」で潤すことがどういうことかわかってくるはずです。そのメカニズムをご説明しましょう。
ターンオーバーのしくみ
肌の奥には真皮があります。真皮にはコラーゲン繊維などがクッションのようにはりめぐらされ、それによって皮膚は弾力とハリのある健康な肌を維持しているのです。その大切な真皮を守るために、表皮にバリア機能を集中しているのです。
肌の奥で生まれた細胞は、角質層の形成に参加するため、死に向かいながら表面に上がっていきます。そして死んで角質層として肌のバリアとなるのです。
つまり、いつも新しくて密で強固な角質層を維持できていれば、美しい皮膚が保たれるのです。そのために表皮は、一刻も早く死んで角質層になってほしい訳です。この細胞の入れ替わりがターンオーバーであり、これが乱れると肌トラブルになるということなのですね!
表皮をイキイキさせるのは間違い
ターンオーバーのしくみがわかれば、化粧品、特に保湿剤の「肌表面をイキイキさせる」「肌がうるおう」という商品が何かおかしいことに気が付くでしょう。
古くなった角質層は毎日はがれ落ちねばなりません。これが剥がれ落ちず、古くなったのに肌に残っていれば、バリア機能が衰えてしまいます。それをカバーするために角質自体が厚く、固くなってしまうのです。
肌がゴワゴワするのは、古い角質がいつまでも肌に残っていることが原因かもしれません。若々しいお肌を保つには、表皮は素早く死んで角化し、表皮を守る役目を終えたらさっさと剥がれおちていかねばならないのです。
保湿剤がターンオーバーのじゃまに?
早く死細胞となって角質層になるべき細胞を、保湿剤で水浸しにしたら、どうなると思いますか?本来、乾燥して細胞核を崩壊させ、角質細胞になるところを、わざわざじゃましていることになってしまいます。
つまり、保湿剤は表面につけてもターンオーバーをじゃましているだけであり、本当の保湿は真皮にこそ届けるべきなのです。でも、化粧品で真皮に届けるにはバリアを壊すしかにため、そのような化粧品はおすすめできません。肌を潤すには内側からしかないと覚えておきましょう。
よかれと思ってやっていた保湿化粧品が、ターンオーバーのじゃまをしていたなんてショックですね!せっかく備わっている肌のバリア機能を活かしてあげましょう!
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