植物エキスって本当にやさしいの?薬効は本当にあるの?
2018/04/03
化粧品に使われる成分ってどれくらいの数があるかご存知でしょうか??
2006年の時点では、登録された化粧品成分の数が6,100点、その中で植物や海藻類を原料とするものは1,436点ありました。
つまり、化粧品の原料の20%以上が植物エキスということになります。さて、ここで問題です。植物エキスって何でしょう?
なんだか肌にやさしいというイメージがありますが、本当に薬効はあるのでしょうか?
化粧品の目的とは?
ここで原点に返ってみましょう。化粧品とは、「皮膚を清潔にする」「皮膚を健やかに保つ」「皮膚を美しく装う」であると日本の薬事法では規定されています。
洗浄、スキンケア、メイクということですよね。
化粧品を安全に使うためには、まず皮膚の角質層が丈夫であり、皮膚バリアがしっかりなければいけないのです。
特に洗浄、基礎化粧品には、皮膚バリアを壊す成分が入っていることが多いので、慎重に商品を選んでください。
植物エキスとは?
さて、そもそも植物エキスとは何でしょう?
一般的にはエキスメーカーが日本化粧品工業連合会に申請、登録したものを、化粧品メーカーに販売しているということのようです。
メーカーが自分の製品を悪く言う訳はないので、効能書きに書いてあることを鵜呑みにしてもいいのでしょうか?
植物エキスの中には、毒性が強いものもあり、植物だから大丈夫と思っていては、かぶれたり湿疹が出たりするトラブルになったりします。植物が全部肌にやさしいなら、草まけや漆かぶれ、花粉症もなくなるはずですよね?
植物エキスの薬効は?
今では初めて聞くような植物エキスまで使われています。
植物エキスにはさまざまな効能が書かれていますが、そもそも皮膚にはバリアがあるので、皮膚内部にエキスは浸透しないのです。
浸透させるためには大切な皮膚バリアを壊すという矛盾したことをしなければならず、これは植物エキスに限らず、本当に乱暴な化粧品の売り文句です。
植物ならやさしい、安全だろう、良さそうというイメージで化粧品を選ぶのをやめ、自分の肌に本当に必要なものは何か、しっかり知っておくのが大切です。
植物エキス…なんだかお肌に良さそうですよね。
けれども、合成界面活性剤が入っておらず、皮膚バリアを壊さないことを第一に、化粧品選びをしましょう!
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