植物性だから安心は、大間違い!植物にも毒がある!
2018/08/12
化粧品やシャンプーに「植物性」と書かれていたら、なんとなくお肌にやさしいんじゃないかと思う人は多いと思います。
しかし、トリカブトは有名な猛毒ですし、花粉症に代表される植物によるアレルギーも後を絶ちません。植物=安全という神話を、信じ込まないように気をつけましょう。
精油が女性ホルモンと似てる?
アロマテラピーやボディマッサージなどで、精油はすっかり一般家庭に浸透しました。しかしながら、2007年のイギリス日刊紙にショッキングな記事が掲載されたのです。
それは「4歳、7歳、10歳の男の子にラベンダー油とティーツリー油の入ったシャンプーやローションを使っていたら、胸が大きくなってしまった」という内容のもの。
さらに、医師が細胞を確認したら、エストロゲンの生成を大きく促進しているということ。これは一体、どういうことでしょうか?
植物にもエストロゲン様の成分がある
この事例のように、植物には女性ホルモンであるエストロゲンに似た成分をもつものがあります。知らずにその成分が入った日用品を使うことで、男の子なのに胸が膨らんだなどということが起こってしまうのですね。
ラベンダー油にはクマリンという芳香成分が多く含まれていますが、クマリンは皮膚刺激物質で、発がん性の危険性もあると言われているのです。また、ティーツリー油も殺菌力がありますが、まだ知られていない毒性がある可能性は否定できません。
このように、特に薬理作用の期待できる精油だけに、悪い面も強く作用してしまうことがあります。植物性だからといって、安心して使えるという訳ではないようです。
医薬品のほとんどは植物から作られる
昔から植物はつぶして塗ったり、煎じて飲んだりして、薬としての役目も持っていました。現代でも、ほとんどの医薬品は植物から作られているといってもいいでしょう。
しかも、植物のもつ「毒性」の部分から作られています。薬には必ず副作用がありますが、この「毒性」のためかもしれませんね。
薬にも毒にもなる植物、ありがたい存在ではありますが、植物なら安全という神話は、信じすぎると危険です。植物由来のものでも、十分にアレルギーや害を及ぼすものがあるということを覚えておいてくださいね。
これまでの広告宣伝によって刷り込まれた「植物=やさしい」という思い込みをやめ、合わないものがあるかもしれないという注意はいつも必要ですね!
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