実はシャンプーに負けないくらい刺激物だった!リンスの正体とは?
2018/08/15
シャンプーに合成界面活性剤が使われており、強すぎる洗浄力と刺激となる成分が入っていることは、よく知られるようになってきました。
ところが、リンスやトリートメントのことはあまり知らないのが現状。実は、シャンプーに負けずとも劣らぬ界面活性剤が使われていて、しかも頭皮や皮膚に直接つくとあまりよくないのです。その理由をご紹介しましょう。
リンス・トリートメントの成分
リンスはシャンプー後に使うもので、ツヤやうるおいを与え、くし通りをよくするものですね。最近は香り優先のリンスも数多くあり、シャンプーに負けないほどの頭皮やお肌の刺激になる成分が配合されているのです。
それが、カチオン界面活性剤(陽イオン系)と言われるものです。プラスイオンをもっているため、シャンプー後のマイナス状態の毛髪に吸着して、髪がしっとりさらさらになります。
また、静電気の発生を防ぐ役割もあり、使わないと髪がキシキシしてしまいますよね。しかし、頭皮や皮膚に直接付くと、かなりの刺激を与えてしまいます。
リンス・トリートメントの害
もともと、リンスやトリートメントは「頭皮や皮膚につかないように」使うものです。毛髪のみに付ければいいのですが、洗い流す際などにどうしても身体の皮膚についたりしますよね。その吸着が強い性質から、一度つくと皮膚に残留しやすく、当然のことながら経費毒の害にさらされます。タンパク変性を起こしてかゆみや肌荒れを起こすことも。
シャンプーに配合されるアニオン界面活性剤より殺菌力が強く、ヨーロッパでは目的や用途ごとに配合の上限が決められるほど強力なのです。
リンス・トリートメント使用時の注意点
リンスを使う時は、必ず毛先だけに使い、洗い流す時も首や顔、背中などの皮膚につかないよう、十分に気をつけましょう。香りを残そうと、十分にすすがない人もいるようですが、リンスの残留した髪が顔や首筋に触れることで、肌荒れやかゆみを引き起こす可能性があります。敏感肌の人は特に気をつけましょう。
リンスはなんとなくマイルドだと思っている人は、リンスも同じように界面活性剤が使われていることを知り、危険だということを覚えていてくださいね!
151
関連項目
『実はシャンプーに負けないくらい刺激物だった!リンスの正体とは?』について、多くの人に知って欲しいです
あなたの「いいね!」から共感の輪が広がり、みんなの「いいね!」が社会に反映されると、とても嬉しいです。情報の拡散にご協力をお願いします。関連記事
-
水が気持ちよく、油分が気持ち悪いと感じるカラクリ
化粧品の広告では、「ベタつかないのに、しっとり」という売り文句をよく耳にしますね …
-
石けんの選び方は、成分だけでなく「製造法」も重要なワケ!
合成界面活性剤が危険なので、石けんなら安全だと思い込んではいませんか? 紀元前3 …
-
合成界面活性剤と界面活性剤の違い、わかりますか?
たびたび合成界面活性剤には有害化学物質が配合されており、皮膚バリアを壊すと書いて …
-
日用品の合成界面活性剤について②
①では「陰イオン系」と「陽イオン系」の合成界面活性剤をご紹介しました。 それでわ …
-
合成界面活性剤は、有害?無害?国の回答と議論から考えること
硫酸系合成洗剤(アルキルベンゼン)に関する論争は、研究機関と国との間で議論されて …
-
すぐに効果のある化粧品に注意!逆に老化を早めるかも?
キレイになるために使う化粧品。効果があったと思っていたのに、とんでもないからくり …
-
皮脂も天然の界面活性剤で乳化されてる?危険な成分の見分け方
界面活性剤とは、水と油を混ぜ合わせるものであり、これ自体が完全に悪いワケではあり …
-
子どもの肌を、むやみに清潔にしすぎないで!
80%の子どもが、何らかのアレルギーを持っていると言われる昨今、その原因はなんで …
-
ニキビ用化粧品は、皮膚のバリア機能ををこわす?
ティーンエイジャーなどの若い世代が多く使用するニキビ用化粧品。 もちろんこれにも …
-
生乾きの洗濯物はなぜ臭う?キレイと残留合成界面活性剤の違い
洗濯して、衣類をキレイにしたつもりが、実はそうではなかったとしたらどうでしょう? …