女性の卵子は胎児期に一番多い?早発閉経の原因とは?
2018/12/31
最近取り沙汰されている生殖異常。男性の精子減少や女性の婦人病増加も、問題視されてきています。
少子化の問題とも、まったく無関係とは言えないもかもしれませんね。女性が早期に閉経してしまうことも、環境ホルモンに起因しているようです。
卵子のメカニズム
卵子は卵巣にあって、排卵のたびに減少していきます。実は卵子の数は胎児の時が一番多く、約700万個もあるそうです。しかし、出生時には約200万個、月経がはじまる頃には20〜30万個に減少しています。
1回の月経周期で、排卵までに200個ちかい卵子が成長を始め、受精しなければそのまま排出されていくのです。そして、卵子が残り約2千個になった時点で閉経します。単純に計算すると、一生に4万個の卵子が必要ということになります。
女性の卵子が減っている?
本来なら、初潮前に卵巣にある卵子の数で、一生分まかなえるはずですね。しかし、最近は早発閉経という、月経が早く終わる女性が増えているというのです。
その原因と考えられているのは、卵子が細胞分裂しているとき、遺伝子の損傷を受けること、または本来あるべき卵子の元の数そのものが少ないのではないかということです。細胞分裂途中の細胞は、放射線や有害な化学物質のダメージを受けやすいのです。
高齢出産と先天異常の関係
高齢出産の危険性はなんとなく感じている方が多いとは思います。では、なぜ高齢出産で先天異常の赤ちゃんが生まれる確率が高くなるのでしょうか?
卵子は胎児の時から体内にあるものですね。その卵子が受精までに長い時間がかかればかかるほど、卵巣の中に格納されて出番を待っている卵子に有害化学物質などの影響がたくさん与えられているのです。
早発閉経も、化学物質などのダメージで、卵巣に待機している卵子を傷つけているのかもしれません。
卵子は生まれる前から体内で細胞分裂しながら待機しているのですね。女性は可能な限り、有害物質にさらされずに生活したいものです。
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関連項目
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