化学物質の汚染から逃れるのは、経皮毒を見直すことから!
2018/04/21
大気汚染や水質汚染など、汚染された環境は、個人の力ではどうすることもできません。けれども、食べるものや着るもの、日用品は自分で選んで使うことができます。
経皮毒による汚染がどれだけ身体に残ってしまうかを知り、経皮毒をできるだけ軽減しましょう!
初回通過効果とは?
ヒトの身体には、必要な栄養素や有効成分以外を身体の外へ出すという機能が備わっています。
その役割を担うのが、解毒をしてくれるのでご存知の「肝臓」。体内の一大化学工場とも呼ばれていて、血液に流れこんでいる化学物質を、ひたすらに代謝し、解毒してくれています。
そう!ここで問題なのが「血液に流れ込んでいる化学物質」を解毒するということ。食べ物や飲み物のように、口から吸収された化学物質は、胃を通って腸から直接肝臓に向かう血液の流れに乗るのです。つまり、初期の段階で多くが代謝・解毒されるのです。これが初回通過効果です。
初回通過効果を受けない経皮毒
ところが、経皮毒は3パターンの経路を通ってようやく肝臓を通過するのです。その3パターンとは、
・表皮から細胞を伝って浸透していくもの
・表皮から吸収され、血液に流れ込むもの
・表皮から吸収され、リンパ液に流れ込むもの
となっており、最終的には肝臓を通過しますが、それまでに化学物質の混ざった血液やリンパ液は全身をめぐっているということです。
それでも、時間はかかっても経皮吸収された化学物質は排出されるはず……、なのですが、私たちが洗剤や化粧品、日用品といった毎日使うものから次々と化学物質を経皮吸収しているため、結局は化学物質に汚染され続けているということなのです。
化学物質を軽減するには?
肝臓の処理能力を上回る化学物質を取り込んでしまうと、当然ですが化学物質は残ってしまいます。また、経皮吸収された化学物質は、全身をめぐって脂肪に溜まるという特徴があります。
ですから、化学物質の経皮吸収量をできる限り減らすことができれば、体内の化学物質汚染が少しずつでも解消されていくということです。まずは身の回りの日用品に含まれる化学物質を、取り込まない努力をしましょう。
肝臓ってがんばっているんですね!
肝臓を応援するためにも、経皮毒を減らすようにがんばれないといけませんね!
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関連項目
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