ひろく浸透しているナノ化技術は本当に安全なの?
2016/11/16
ナノ化技術って何ナノ?
最近よく化粧品のパッケージなどで「ナノ化」、という言葉を見たり、聞いたりしたことがあるかと思います。ナノとはそもそも「10億分の1」という単位を表します。物質を分子レベル、原子レベルまで超微細にする事を「ナノ化」といいます。
コラーゲンやしわ取り成分をものスゴーーーく小さい粒子にして肌の内部、奥までしみ込ませようといった目的で化粧品に使われるようになりました。
もともと肌、皮膚には有害物質や菌から体を守る為にバリア機能があります。よけいなモノは体に入れない機能を動物は持ってるんですよね。それを破って、内部まで浸透させた方が美容に効果があるのではと始まったのが「ナノ化」です・・・。
「有効成分が内部に届けばもっと効果があるよ!」
「細胞まで浸透」
「肌内部までプルプル」
といった宣伝文句、よく見ますね。
んん??バリアを突き破って内部まで浸透って安全かな??なんかちょっと怖い気も。。。
ビタミン・ヒアルロン酸・コラーゲンといった一見、肌によさそうな成分をナノ化(超微細に)して浸透させるといった製品が多いですね。コラーゲンはもともとの分子量が大きすぎてとてもバリアを突き破る事はできません。そこで「ナノ化!!」ですが、超微細にすると、もともと大きいのでコラーゲンそのものが分解されて、コラーゲンとしての役割を肌内部に届ける事はできないんです・・・。
ナノ化技術は本当に安全ナノ?
技術はすごいのですが、バリアを突き破るといった事は危険も伴いますよね。特に最近危険が指摘されているのは日焼け止めに含まれる成分です。日焼け止め成分の、二酸化チタンや酸化亜鉛もナノテクノロジーを応用しており、超微粒子が肌バリアを通り抜け体内に浸透してしまう可能性があるからです。
日焼け止めに含まれる二酸化チタンや酸化亜鉛は、紫外線A波を防ぐ効果と、肌に塗った時に白くならない効果があります。紫外線散乱剤として比較的安全だとされてきました。ところがナノ化をすることで体内に浸透するとなると有害性が懸念されてきました。
・二酸化チタンに発がん性物質の可能性がある(粉じん吸引)※国際がん研究機関
・ 酸化亜鉛ナノ粒子は、表皮細胞の生存能力に影響を与え、DNAを損傷する懸念
といった報告がされてきてるようです。
ヨーロッパではすでに警戒されています。
ナノテクノロジーについて化粧品業界は、危険性をよく考えずに誇大宣伝をしていますが、ヨーロッパの消費者は、すでに警戒心をあらわにしています。ナノ粒子が身体を攻撃する可能性があると。
そうですよね。本来体に必要のないモノを、皮膚のいくつかの層を通過させるために、特別に設計されたナノ粒子が、分子レベル、原子レベルに小さくなって細い毛細血管のなかにまで浸透し、血流に乗り、体中の臓器に到達し、予期せぬ毒性作用を発揮するかもしれません。
もちろん「ナノ化」されたものが全て悪いわけではないです。成分を気にして、自分で判断できるようになる事が大事ですね!!
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関連項目
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