硫酸系やアミノ酸系シャンプーで起こるアレルギーとは?
2018/07/04
硫酸系洗浄剤がお肌に悪いことは、よく知られるようになってきました。
しかし、お肌にやさしいと思われているアミノ酸系シャンプーも、立派にアレルゲンになり得ます。
硫酸系・アミノ酸系洗浄剤で肌に起こることをご説明していきましょう。
そもそも肌は何故炎症を起こす?
紫外線・化粧品・洗剤・温度・湿度変化など、外部からの刺激で炎症を起こすのが「敏感肌」。ダニ・カビ・金属・化粧品・花粉など、アレルゲンに反応して炎症を起こすのが「アレルギー肌」です。
どちらの肌も、バリア機能が弱まっているから炎症が起きる訳で、つまり下界の刺激を受けやすいのですね。その刺激で皮膚の内部で活性酸素が発生すると、非アレルギー反応が起こり、ランゲルハンス細胞で抗原と判定されるとアレルギー性反応が起こるというしくみなのです。
硫酸系シャンプーはバリア機能を壊す
健康なお肌は、角質細胞の中にある天然保湿因子(NMF)やセラミドなどに守られてバリア機能が働いています。外からの刺激や侵入、または内側から水分が蒸発するのを防ぐなど、いろんな役割をしてくれているのです。
しかし、硫酸系シャンプーや洗浄剤は皮膚のタンパク変性を起こしてしまうため、皮膚のバリア機能を弱めてしまうのです。アトピー性皮膚炎が増えているのもうなずける話です。
最近は花粉皮膚炎に悩まされる人も多く、その大元をたどれば、硫酸系洗浄剤を使って肌のバリア機能を弱めているからといえるでしょう。
アミノ酸系も安全じゃない?
アミノ酸系は肌にやさしいと謳っていますが、本当にそうでしょうか?
アミノ酸とは、わたしたちの身体を作るのになくてはならない成分ですが、皮膚に含まれるアミノ酸と同じアミノ酸洗浄剤を使っていれば、肌や頭皮に吸着しやすくなります。肌にずっと付いているので、肌は炎症やかゆみを引き起こすことだってあるのです。
アミノ酸系洗浄剤は、刺激が少ないと思われていますが、泡立ちが悪く、洗浄効果が低いという欠点があります。それをカバーするために硫酸系洗浄剤を配合したり、アミノ酸洗浄剤を大量に配合したりしているので、結局は肌や頭皮への刺激が強く、その上肌に成分が残りやすくなってしまっているのです。
硫酸系もアミノ酸系も肌バリアを壊す危険な洗浄剤ということですね!「お肌にやさしい」「マイルド」という宣伝文句を鵜呑みにしないことも大切ですね!
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関連項目
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