私たちの身体は水の入った薄いゴム風船?!角質という皮膚バリアとは?
2018/06/02
今回は、もう少し生物の原点に返ってお話をしてみましょう。
生物の身体の構造と皮膚の関係を知り、それを壊す恐ろしさを、改めて知っていただきたいと思います。
植物も動物も、身体はチューブ
例えばゴムホースなど、少し厚みのあるチューブを思い浮かべてみてください。外側が皮膚、内側が粘膜で、動物も植物も粘膜から水や栄養を吸収して生きています。複雑さの違いはありますが、かなり大まかな構造としては同じなのです。
粘膜は身体の内側にあって、水や栄養分を吸収しますが、皮膚は外側にあって、一切の物質の浸透を防ぐ役割をしているのです。つまり、皮膚の角質は死んだ細胞であり、強力なバリアの機能を果たしているのです。
薄いゴム風船に水を溜めている?
わたしたち人間の身体は、70%が水分だとはよく聞く話ですよね。体重が60㎏の人は、約40㎏以上の水分を身体に抱えて活動しているということになります。40㎏の水を蓄えているとは、数字にしてみると驚きですよね!
その袋の役割をしているのも、皮膚なのです。まさに薄いゴム風船に水をパンパンに入れた状態で、日々歩き回っているのです。皮膚の強さがよくわかりますね!
皮膚も内側は生きている細胞であり、もちろん水分を含んでいるので、皮膚の中でも角質層という薄い死んだ細胞だけが袋の部分なんです!
粘膜はバリアがない!
身体の内側、口から始まってすべてに繋がる内臓から肛門まで、すべて粘膜でできています。粘膜にはバリア機能がありません。口の中の皮膚と、外に出ている肌の質感が全然違うことで、それはわかりますよね。
生物的に、粘膜にバリアがあると、栄養を全く吸収できないため生命を維持することができないのです。まったく生き物の身体というのはよくできているなぁと感心せざるを得ませんが、近年アレルギーやアトピー、婦人病などが異常に増えたことを考えると、生物の自然の理に反した化学物質を疑わざるを得ません。
植物も動物も、基本的な身体のつくりは同じ!
もともと持っている素晴らしい機能を、わざわざ壊すもの。作ることも使うことも考えていきたいものです。
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関連項目
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