生きた皮膚には、外部の物質は浸透しないという事実を知ろう!
2018/07/31
過去、化粧品やヘアスタイル、美容整形の技術まで、すべて欧米から入ってきたものです。それをそのまま真似しても、日本人に合わない場合も多いもの。流行している化粧品やシャンプーも同じです。皮膚の本質を知って、新しい謳い文句や流行に惑わされないようにしましょう。
生きてる皮膚は外部からの物質を通さない!
海中の魚は、一生を塩水の中で過ごしますが、生きているうちはナトリウムイオン(塩分)を皮膚に浸透させません。でも、死んでしまうと簡単に塩漬けになるのはどうしてでしょう?
それは、生きている皮膚にバリア機能があり、外部のものを絶対に浸透させないからです。死んだことによってバリアがなくなり、塩漬けにしたら浸透するのですね。
ヒトの皮膚も同じことが言えます。命あるうちは、皮膚は外部からの物質を徹底的に拒否するのです。そこに化粧品をしみ込ませようと努力することがどういうことなのかを考えてみましょう。
皮膚を守る大きな武器
現在流行の化粧品は、保湿や美白、エイジングケアの商品です。ところが、それらは“皮膚に浸透する”と謳っていて、つまり皮膚のバリア機能を壊して有効成分を肌に入れていると言っているのです。
使い心地が良かったり、効果があったように見えても、実はそれは肌のバリアを壊してまで行っている、怖いことだったのです。
あなたがあなたの皮膚を守る大きな武器は、これらの化粧品が合成界面活性剤によって皮膚のバリア機能を壊してから浸透させている化粧品だということを知っていること。これだけで選ぶ化粧品に、違いが出てくることでしょう。
日焼け止めクリームにも注意!
紫外線吸収剤や紫外線散乱剤がお肌に悪いことは知っていても、直接紫外線が当たるよりはいいとして、日焼け止めクリームを使っている人は多いでしょう。しかし、これも皮膚ガンにかかりやすい白人たちの国からやって来たもので、その毒性や配合制限についてはあまり知られていません。
SPF値が高いほど紫外線吸収剤や散乱剤がたくさん含まれていることになり、それぞれの配合量制限はあっても、それらを混ぜた時の総合的な配合制限量はないのです。
普段はSPF5〜10あれば十分で、1日に数度塗り直すことが大切です。
皮膚のバリア機能をやぶって成分を届けるって、なんだか本末転倒なお話ですね。本来、肌には外側から絶対にしみ込まない!ということを知っていれば、やたらと高い化粧品にも手を出さなくてすみますね。
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