ニキビ用化粧品は、皮膚のバリア機能ををこわす?
2018/11/05
ティーンエイジャーなどの若い世代が多く使用するニキビ用化粧品。
もちろんこれにも合成界面活性剤が使われていますが、本当に安全なのでしょうか?皮膚との関係をよく見ていきましょう。
ニキビ用化粧品とは?
ニキビ用化粧品は、ほとんどが薬用(医薬部外品)です。有効成分としてサリチル酸やグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。サリチル酸は殺菌剤、グリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用があり、ニキビの原因菌アクネ菌を排除するためにとても役に立ってくれます。
合成界面活性剤で皮脂の出てくる毛穴を掃除し、一方でこれらの成分でニキビの原因菌を殺すというシステムになっています。
ところが、浸透性が強いうえに低刺激の合成界面活性剤が開発され、ニキビへの効果はあがっても、皮膚そのものを乾燥肌に導いてしまう恐れがでてきたのです。
どうして乾燥肌をまねく?
合成界面活性剤を多用したクレンジングで、何年も洗顔していたら、若いうちから乾燥肌になったという人は多いようです。合成界面活性剤の乱用が、皮脂腺の機能を低下させると指摘する人もあり、さらには皮膚バリアの角質層というタンパクを変性して破壊するという傾向さえあるというのです。
これを、ニキビに悩む10代の若いうちから使用していたら、どうなるでしょうか?ニキビを治したい一心はわかりますが、その後の皮膚の健康のことも考えると、安易にニキビ用化粧品を選ぶのも考え物です。
保湿は必要だが要注意!
ニキビにもお肌の健康のためにも保湿は必要ですが、現在の保湿化粧品には合成界面活性剤がたっぷり含まれている可能性があります。本来、合成界面活性剤は水と油をまぜるためのものとして使われていました。
ところが現在では、保湿性を高めるために使われているのです。その保湿は、実は肌表面を水びたしにしているだけで、本当に肌が内側から潤っているのではないのではありませんか?見せかけの効果効能にだまされないように、化粧品をしっかり見極めていきましょう。
ニキビ用化粧品は薬用だからと安心しきっていたら、合成界面活性剤が使われているのですね!気をつけていきましょう。
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