家庭用洗剤はコワい?!実際に表示されている有害化学物質を紹介
2018/04/15
肌のバリア機能を破壊し、経皮吸収されて毒が蓄積されてしまうという、コワいコワい合成界面活性剤。
今や市販されている家庭用洗剤のほとんどは合成界面活性剤でつくられています。少しでも経皮毒の被害を減らすために、表示されている有害化学物質をご紹介しましょう。
天然の界面活性剤とは
合成界面活性剤がよくないことはわかっていても、そうでないものを探すのは至難の業です。固形石けんは合成洗剤ではないと思っている人も多いようですが、実は固形石けんでも今やほとんどが合成界面活性剤から作られているそうです。
天然の界面活性剤とは
・脂肪酸ナトリウム
・脂肪酸カリウム
の2種類しかないことを、まずは覚えておきましょう。
表示されている有害化学物質
製品のラベルには成分表が記されていますが、メーカーや製品によって表示方法が違います。製品ごとに有害と思われる主な化学物質名を紹介します。※洗濯用洗剤、台所用洗剤の表示は経済産業省により表示名が決められています。
■洗濯用洗剤
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム、蛍光増白剤
■台所用洗剤
アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルアミンオキシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム
■柔軟仕上げ剤
エステル型ジアルキルアンモニウム塩(塩化ジアルキルジメチルアンモニウム)
上記中、蛍光増白剤は、特に発がん性や環境ホルモンの可能性が指摘されており、新生児や乳児の衣類やタオルなどへの使用は避けたいところ。
ふきんなどの食べ物に触れるものに使用すると、口からの吸収の可能性もあります。「白くなる」と宣伝しているものは、特に成分表を注意して見てください。
家庭用洗剤で手が荒れた経験がある方も多いと思いますが、合成界面活性剤が入っていることを疑ってみましょう。赤ちゃんがいる家庭では、特に注意が必要ですね!
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関連項目
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