母乳からダイオキシンが検出された?!【PART1】
2016/11/16
生まれたばかりの赤ちゃんは、ミルクしか飲めませんね。
お母さんの母乳に環境ホルモンであるダイオキシンが含まれているとしたら…赤ちゃんに安心して飲ませられない!と思いませんか?
そんな悩みを解決するためには、そのメリットとデメリットをよく知っておく必要があります。最善のものを赤ちゃんに与えるために、正しい知識を身につけましょう。
環境汚染からは逃げられない!
1990年代に、新聞によって「母乳にダイオキシンが含まれており、しかも欧米諸国の100〜200倍の濃度である」と報道され、大きな社会問題となりました。
大気汚染、水質汚染、土壌汚染、食物汚染など、わたしたちはただそこで生活をしているだけで、環境汚染にさらされています。
汚染を解消するには、汚染されるのと同等の年月かそれ以上の月日を要すると言われていて、もはや「私は関係ない」とは言えない社会問題となっているのです。
ダイオキシンが発生するとして家庭ゴミの焼却が禁止されましたが、誰も環境汚染から逃れることはできないのです。
ダイオキシンは環境ホルモン
ダイオキシンは環境ホルモンとも言われ、わたしたちの身体に入るとホルモンに影響を与え、コントロールを乱します。
ダイオキシンは脂肪にたまりやすい性質を持っているため、そのほとんどが脂肪でできている乳房に溜まりやすいのは当然だと言えます。
乳ガンが増えている原因のひとつでもあると考えられていますね。母乳にまで有害な量のダイオキシンが含まれているというのは、それだけ汚染が進行しているということです。
一番守りたい赤ちゃんが最初に口にする母乳に、ダイオキシンが含まれているなんて!どうしたらいいのでしょう?
ただし、厚生労働省の調査研究によると「昭和48年から平成11年にかけて、母乳中のダイオキシンはほぼ半分近くに減少している」と報告されています。
安心はできませんが、高度経済成長期だった頃に比べ、環境汚染は緩和されているのだと考えられます。
そこで議論されたのが、「母乳にするか?人工乳に切り替えるか?」ということでした。PART2では、母乳のメリットとデメリットを考えて、どちらにするかの答えを探っていきます。
参考文献:女性を悩ませる経皮毒
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