子宮がんって、どんなもの?
2016/11/16
女性にとって、子宮は子どもを宿す大切な臓器。がんによって子宮を失うことは、子どもを産めなくなるなど、女性にとっては精神的なショックも大きいものです。予防できるものなら予防したいですよね。そこで、子宮がんについてご紹介していきます。
子宮がんには2種類ある!
子宮がんには、実は2種類あり、その原因も治療法も違ってきます。1つは「子宮頸がん」といって、子宮の入り口付近にできるもの。もう1つは「子宮体がん(子宮内膜がん)」といい、子宮内部にできるものです。これらを併せて子宮がんと呼んでいますが、それぞれに性質が異なります。
【子宮頸がんの特徴と原因】
1980年代に子宮頸がんの発症要因として、性交渉による感染が明らかになりました。20歳代〜閉経後まで、幅広い年齢層の女性に発症します。HPV(ヒトパピローマウイルス)が感染することが発症原因のひとつと考えられており、
・若い頃から性交渉が多かった
・妊娠、出産回数が多い
という人の発症率が高いと言われています。ワクチンが有効とされてきましたが、ワクチンによる副作用も大きな問題となっています。
【子宮体がん(子宮内膜がん)の特徴と原因】
50歳代、閉経前後の女性に多く発症しています。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの過剰分泌による「エストロゲン依存症」だと言われており、ここで繰り返しお伝えしているエストロゲンと似た働きをする「環境ホルモン」が無関係とは言えません。
・高脂肪食、肉が好き、太った人
・出産経験がない、または少ない
という人の発症率が高いようです。自覚症状がほとんどなく、通常の子宮がん検診では見つからないため、子宮体がん検診を受ける必要があります。
不正出血がだらだらと続いたり、下腹部痛があるようでしたら、検診を受けてみましょう。
検診で見つかるのは子宮頸がんだけ!
通常の定期検診で行われるのは、主に子宮頸がんのみです。どちらの子宮がんも、早期発見できれば90%は完治できると調査結果にもありますので、ぜひ積極的に検診を受けましょう。
子宮体がんの検診は、特に希望しないと検査できません。「通常の子宮がん検診を受けているから大丈夫」とあなどらず、定期的に受けることをオススメします。
比較的治りやすいとされる子宮がんなだけに、早期発見が重要なカギを握ります。
和食中心でバランスの取れた食事、適度な運動と規則正しい生活をすることが、予防の基本ということを覚えておいてくださいね!
参考文献:女性を悩ませる経皮毒
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