子どもの肌を、むやみに清潔にしすぎないで!
2018/09/11
80%の子どもが、何らかのアレルギーを持っていると言われる昨今、その原因はなんでしょうか?
本来、赤ちゃんから思春期前までの子どもの肌は、何もしなくてもプルプルつるつるしていて、男女の差もないほどきれいなものです。
どうしてアトピーの子どもがこんなに増えてしまったのでしょうか?
子どもに合成界面活性剤を使っていませんか?
最近は、ウェットティッシュや石けんにまで、殺菌力の強いものが販売されています。親が子どもの皮膚衛生を心配する気持ちはわかりますが、清潔にしようとするあまり、洗いすぎたり殺菌したりしすぎることで、アトピーの原因になっているという指摘もあります。
本来皮膚に住んでいる常在菌を殺し、外敵と戦うために必要な菌まで殺しているというのです。
洗顔フォームやシャンプー、ボディシャンプーなど、液状のものはいくら弱酸性、無添加と謳っていても合成界面活性剤が入っていると思ってください。
子どもの皮膚は昔ながらの石けんで洗い、基本的にはそのままで十分です。乾燥がひどい場合でも、皮膚に染み込むような基礎化粧品類は使わないようにしましょう。
お化粧デビューの適齢期は?
大人の皮膚が完成するのは、22〜23歳頃と言われています。思春期頃から男性ホルモンが分泌されると、皮膚バリアの強化が始まりますが、まだ強い皮膚ではありません。
皮脂腺が完成して丈夫な皮膚に生まれ変わりはしたものの、ここから外気にふれて酸化することによって、皮膚表面が固く補強されていくのです。子どもの皮膚が柔らかい訳がわかりますね!
ですから、理想はこの皮膚が完成する23歳を過ぎてから、化粧下地に薄くプレスドパウダーをはたく程度で十分です。これなら石けんで落とせますし、スキンケアも弱酸性の化粧水だけですみます。
物足りない……、と思っても、将来のお肌を若く保つためと思えば、できるのではないでしょうか?
早すぎるメイクアップは、早くお肌を老化させることに繋がってしまうかもしれないのですね!基礎化粧品よりはメイクの方が肌に負担はかかりませんが、気をつけたいですね。
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関連項目
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