婦人病が増加している背景とは?③快適・便利な日用品
2016/11/16
生活環境の劇的な変化が、現代の女性たちの婦人病を増やす原因になっているのではないか? と書いてきました。今回は、大きく変わった「日用品」から、わたしたちの健康を見ていきましょう。
日用品は、どんな風に変わったの?
わたしたちが毎日使う日用品には、どんなものがあるでしょうか?食器や洋服、洗剤や化粧品、シャンプー……ありとあらゆる便利なものが、非常に手頃な値段で売られています。一昔前は、木製、ガラス製、陶器だったものがプラスチック製品に取って代わり、おまけに使い捨てされて大量のゴミとなっています。燃やすと猛毒のダイオキシンが発生するのは周知の通りです。そして、衣服や洗剤、化粧品にいたるまで、プラスチックと同じ「石油」からできる合成化学物質で作られていることに気が付いているでしょうか?
石油依存が定着した1970年代に石油が高騰し「オイルショック」という騒動があったように、現代では日用品は石油なしではありえなくなっています。
石油由来の日用品、なにがいけないの?
石油は、読んで字のごとく「油」です。それを加工して作られるのは「合成化学物質」です。この技術によって、大量生産を可能にし、生活はより便利に、安価なものが手に入るようになりましたが、人体にどのような影響があるかは、ほとんど検討されなかったと言います。
また「油」である石油を水と混ぜるために使う「合成界面活性剤」は、化粧品や洗剤、シャンプーなどさまざまな日用品に含まれていますが、わたしたちの健康を害するのではないかと叫ばれて久しいのです。殊に、これらは皮膚から吸収されることもあり、特に女性や子どもたちに害をおよぼす可能性があると、警鐘を鳴らしています。
どんな日用品を選べばいいの?
肌に触れる日用品は、衣服をはじめとして、赤ちゃんのおむつから女性の生理用品まで、とにかく厳しく正しい選択眼で、しっかり選んでください。一番わかりやすいのは、できる限り石油由来の商品を選ばないことです。もちろん、化粧品やシャンプーも同じです。
まずは、身近なクレンジング、洗顔、シャンプーなど、洗浄剤としての「合成界面活性剤」に注意を向けてみましょう。洗浄力が強すぎて、肌のバリア機能までも破壊し、皮膚から有害物質が侵入しやすくなってしまう原因になっていることも。
文明や科学技術の向上で、便利になった一方、わたしたちの健康は新しい危険にさらされることになってしまいました。特に女性は、化粧品や衛生用品等、男性よりもずっと化学物質に近い存在です。近年に見られる婦人病の増加が、それを物語っているように感じます。家族の健康の為にも、使用するわたしたちが、賢い目で商品を選んでいきましょう!
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