もはや安全ではない?日本の水道水汚染事情
日本は、水道水がそのまま飲める、世界でもまれにみる水質を誇っています。
が、もうすでに「いました」と、過去形に言い換えるべきかもしれません。
もはや水道水が安全とは言えない理由を、ご紹介していきます。
汚染の上塗り、合成界面活性剤の罪
家庭排水には、合成洗剤など多くの化学物質が含まれています。家庭から排水された水は、河川に放出され、最後は海へ流れ着きます。
一人が使った量は、海の水に比べたらわずかでも、毎日毎日、大勢の人間が、それだけの水を合成界面活性剤まみれにして汚染しているのです。
今や、メダカが絶滅の危機に瀕していることはみなさんもご存知でしょう。わたしたちが普段食べている魚たちも、汚染された水の中で生きているのです。
壊される生態系
汚染された水は、水中の微生物も死滅させているそうです。
汚水処理場では、汚水を浄化するのにバクテリアを使っていますが、そのバクテリアが、合成界面活性剤の有害化学物質によって死滅し、浄化作用をしなくなっているという話もあります。
となると、カルキの使用を増やさざるを得なくなります。最近の水道水がカルキ臭いと感じるなら、それは有害物質を取り除くため、カルキの量を増やしているからなのです。
こうして年々有害性が増える水……、生態系が壊されていくのは、自明の理に見えますね。
日本の水道水が危ない
最近では、水は買って飲むことが当たり前になりました。家庭でも、飲用には浄水器の水かミネラルウォーターを使っていることが多いでしょう。
過敏症やアレルギーの人は、水道水で皮膚炎や肌荒れを起こすこともあるそうです。
水道水で米を洗ったとぎ汁にメダカを放したら、全滅したという恐ろしい報告もあります。水道水そのものの毒性と、米についていた農薬のダブルパンチだと考えられています。
水は1度汚染されると、浄化するのに600倍の水を必要とします。現代は汚染の上に汚染を重ねている状態なのです。なんとかして打破したい現状です。
日本の水道水神話が壊れてしまう話、怖いですよね。アレルギーがあるなら、水道水も疑ってみる必要があるなんて……。安心して生活できる社会を、作っていきたいものです。
参考文献:経皮毒
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関連項目
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