婦人病の原因は、母親から受け継いだ有害物質かも?!
2016/11/16
妊活中、妊娠中の方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。それは、赤ちゃんはお腹の中にいる時からすでに母親からの有害化学物質の影響を受けているかもしれない、ということです。大切な赤ちゃんのために、知識と予防を心がけましょう。
お腹の赤ちゃんの方が、影響を受けやすい?
婦人病や女性特有のガンなどは、生後の生活習慣や使用している日用品からの影響よりも、母親の胎内にいた時に、すでに母親が摂取し、溜めてしまっていた化学物質の影響を受けることが、少なからずあるようなのです。
アメリカで行われたアカゲザルの実験では、直接ダイオキシンを与えられたサルそのものよりも、妊娠中にダイオキシンを与えられたサルの子供の方が多く子宮内膜症を発症したという結果が残っています。
このように、胎児の時に受けた環境ホルモンによってホルモン異常を起こし、近年若年化している婦人病や早発月経の原因になっているのでは、と言われているのです。
大人とは違う!胎児のホルモン反応
ホルモンとは、元々必要に応じて分泌され、働きが終わると分泌されなくなるものです。健康な大人の場合、ホルモンが分泌されなくなると、ホルモンが作用していた組織も元に戻るのです。
ところが胎児の場合、一度ホルモンが結びついてしまうと、ホルモンの分泌が止まっても、組織が元の状態に戻らないことがあるというのです。胎盤から分泌されるホルモンが少し多かったり、時期が少しずれたりしただけでも、赤ちゃんは大きな影響を受けてしまうということなのです。
生まれながらに蓄積してしまった化学物質
戦後の経済成長とともに、わたしたちは便利な生活と引き替えに、化学物質にさらされて生活してきました。現代の子どもたちは、生まれた時にはすでに多くの化学物質を身体に溜め込んでいると言えます。それらが、婦人病やその他の障がいを引き起こす原因と考えられています。
これから妊娠を希望する方や、妊娠中の方は、このことをよく知り、生まれてくる赤ちゃんのために、生活の中からできる限り有害化学物質を排除しましょう。
直接触れた母親より、お腹の赤ちゃんの方が影響が大きいとは、衝撃ですね!目を背けず、正しい知識を持って、赤ちゃんのために日頃の食べ物や日用品は、安全でよいものを選びたいですね!
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