経皮毒●経皮吸収された化学物質はどうなるの?②
2016/11/16
前回は、私たちの体内に化学物質が取り込まれる3つのパターンをご紹介しました。この経路によって、解毒できる割合が違うことはご存知でしたか?体内に入り込んだ化学物質がどうなるのか、見ていきながら、安全性を確かめましょう。
体内に入り込んだ化学物質は、どのように排出される?
有害化学物質が体内に侵入する経路は
1.経口吸収
2.吸入(呼吸)
3.経皮吸収
の3つがあります。
取り込む量が一番多いのは食べ物や飲料水による「経口吸収」ですが、これは、消化器、肝臓を通った後に血液やリンパ液に流れていくので、尿、糞便、汗や唾液、呼気などに混じって排出されてしまいます。特に肝臓で90%以上が解毒されると言われており、すごい機能と感心すると共に、有害物質を取り込んでしまうと、それだけ肝臓に負担をかけていることを知ることができます。
吸入や経皮吸収した毒の排出は?
この2つの経路で入り込んできた化学物質は、消化器も肝臓も通らず、直接血液やリンパ液に取り込まれてしまうので、危険性が高いと言われています。
まず血液やリンパ液に取り込まれた後、各臓器に運ばれるため、毒素が全身に周り、蓄積される可能性が高いのです。
大気汚染や環境が原因である吸入は、吸い込まないように防御するしかありませんが、皮膚から浸入する経皮吸収は、自分が使う日用品を見直すことで、防ぐことができます。
普段使用しているシャンプーや化粧品など、有害な化学物質が使われていないか、気をつけたいですね!
有害物質が侵入するのは、ほとんど口にするものからが多いと思いますが、実は侵入した化学物質が、排出されにくく、体内に蓄積しやすいのは経皮吸収だということがわかりますね。
あまり認識されていない経皮吸収ですが、人の身体にとっては、食べ物よりもずっと防御作用が弱いのですね。もっと慎重に、ヘアケアやスキンケア用品を選らんだ方が良さそうです。
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関連項目
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