UVケアと香りケアに潜む経皮毒。ここに注意!
2017/01/26
今や光老化は美容の常識となり、一年中紫外線対策をするのは当たり前となりました。
また、香りに気を使う人も、男女問わず多くなっています。
今回は、その紫外線ケア化粧品と、香水などに潜む有害化学物質についてご紹介していきます。
UVカット化粧品の経皮毒
UVとはultraviolet(ウルトラバイオレット)の略で、紫外線という意味です。
そして、紫外線にはA、B、Cの3種類があり、それぞれ肌へ与える影響が違います。
Aはメラニン色素に働きかけ、肌を黒くし、老化を進行させます。
Bは皮膚を赤くさせ、シミやそばかすの原因に、Cは地表にはほとんど届きません。
紫外線化粧品のSPFはUV-Bを、PAはUV-Aを防止する効果を現しています。ただし、数字が高いほど紫外線吸収剤が使われている可能性が高いので、成分表をよく確かめましょう。
・ウロカニン酸エチル
・ベンゾフェノン
が特に危険な紫外線吸収剤です。肌に直接毎日塗るものですから、経皮毒に注意しましょう。
香料の経皮毒
香料となる芳香剤は、化粧品だけでなく家庭用品全般に使われています。
シャンプー、コンディショナーや洗濯洗剤、柔軟剤は特に香りのいいものを選んでいませんか?
実は、この芳香剤の原料に要注意なんです。以前の芳香剤の原料は、植物や動物、鉱物から直接抽出していました。
しかしこれでは生産に限界があり、安価で大量に生産できる人工合成物質で香りを作ることになりました。
・オイゲノール
・イソオイゲノール
・桂皮アルデヒド
・桂皮アルコール
・安息香酸
・クマリン
・マスクキシレン など
がありますが、これらは経皮吸収によってアレルギーを引き起こすことがあるとして知られています。
特に12歳以下の子どもは、芳香性化学物質に対して感受性が強く、アレルギーが起こりやすいと言われています。
いずれにしても、直接皮膚に触れると経皮吸収されてしまうので、香りのついた日用品には注意が必要です。
UVカットも香料も、美容と身だしなみには必要ですよね!
しかしながら、危険な有害化学物質から守るためには、成分表をしっかり確認して、有害なものが含まれない商品を選ぶようにしましょう!
参考文献:経皮毒
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関連項目
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