現代人に見られる異常は「継世代毒性」?

母親から子どもへ引き継がれてしまう毒性は、孫の代にまで及んでいます。
特に環境ホルモンの関与が疑われている障がいは、実証されていないとはいえ人類の存亡をも脅かす深刻な問題なのです。
毒に侵される経路として、見逃されがちな「経皮毒」を、見逃してはなりません。
今一度見直したい「経皮毒」

化学物質がわたしたちの体内に取り込まれる経路はいくつかありますが、特に危険なのは皮膚からの吸収による「経皮毒」です。
口から入るものには注意をはらいますが、皮膚から毒素が吸収されるとは自覚がなく、認識が低いためです。
しかも経皮毒は痛みも症状もないうちにどんどん体内に侵入し、症状が出た時にはかなりの量が蓄積されているといっても過言ではありません。
普段使う日用品に、化学物質が使われていたら、それが皮膚から吸収されて体内に溜まるのだということを、どうか忘れないでください。
現代人に増えている生殖異常

日本では出生率の低下が叫ばれて久しいですが、これは女性の社会進出のためばかりではありません。
実際に、男性の先天的な生殖器異常が増えています。また、女性の婦人病、特に子宮内膜症や乳ガン、子宮筋腫などがうなぎ登りに増えているのです。これらは親から引き継がれる「継世代毒性」も疑われ、不妊症につながる重大な障害となります。
経皮毒の害が、ヒトの生殖異常を引き起こし、しかもそれが毒を受けた本人だけでなく、子や孫に引き継がれていくことは、人類の繁殖にとって深刻で重大な問題なのです。
環境汚染、食品汚染だけでなく、早く人々が経皮毒の恐ろしさに気付き、目を向けていくことが大切といえます。
継世代毒性が疑われる障がい
受け継がれる可能性の高い障がいを挙げておきます。子どもや孫に先天的障害を起こさないため、気をつけておきましょう。
・脳への障害
神経系障がい、脳の発達障がい、自閉症、注意欠陥多動性障害(ADHD)、情緒障害、学習障害(LD)、IQの低下 など
・身体の異常
臓器や器官の一部に異常や変異が生じる
・生殖器の異常
生殖器の発育不全、精子数の減少や異常、卵子の異常、尿道下裂、停留精巣など
・生殖器への先天的な病因
精巣がん、前立腺ガン、子宮がん、卵巣がん、乳ガン、子宮内膜症、不妊症など
・免疫機能の異常
アレルギー疾患、アトピー性皮膚炎、気管支喘息など
経皮毒は、人類全体に関わる重大な問題なのですね!最近の子どもにアレルギー疾患が多いのも関わりがありそうです。
大切な未来を守るためにも、経皮毒の危険をたくさんの方に知ってもらいたいと思います。
参考文献:経皮毒からの警告
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関連項目
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