経皮毒をうけないための、安全な使い方を考えよう!
2018/04/18

経皮毒の影響は、計り知れないほど深くて怖いことがわかってきました。では、わたしたちはどうすればいいのでしょうか?
それには、まず安全な日用品を選べるようになることです。そして、より安全な使い方を知ることです。経皮吸収のしくみを理解して、安全に使える方法を考えていきましょう!
身体の部位によって違う吸収率を知ろう!
化学物質の経皮吸収率というものがあります。身体の場所によって、吸収される量が違うということですね。吸収率が高い部分に使うものは、より注意が必要です。
次に、前腕の経皮吸収率を1.0とした場合の吸収率の違いを挙げてみます。
・頭皮…4.4〜32.1倍
・性器…36.2〜101.6倍
・粘膜(口の中、肛門内部、膣内部など)…10〜20倍
という風に、同じ日用品を使っても、化学物質を吸収する量が違ってくるのです。
吸収率の高い部位は要注意!

頭皮に使用するシャンプーやリンス、性器周辺で使用する石けんやボディシャンプー、口の中に使用する歯磨き粉や口内洗浄剤と、思いつくだけでも吸収率の高い部位に使う日用品はたくさんあります。しかも、毎日といわず、一日数回も使うことがあり、その危険度の高さはおわかりですね!
意外に見落としがちなのが、赤ちゃんのおむつや生理用品です。性器に直接触れる製品ですよね。これらは殺菌を目的とした漂白剤の使用が義務づけられており、水分を吸収するための高分子ポリマーが使われています。いずれも毒性の強い化学物質なので、注意してください。
怪我や炎症部位も吸収率が高い!

怪我や火傷、かぶれや湿疹などの炎症があるところは、角質層がはがれていたりして、バリア機能が弱まっています。つまり、経皮吸収されやすく、普段アレルギー反応など起こさない人でも、炎症を起こしたりして、余計にバリア機能が落ちたりしてしまいます。
肌にトラブルがある時も、そこを避けて使うなど、慎重に使用してください。
経皮吸収のしくみを知れば、どの日用品に気を使うべきかよくわかりますね!
ぜひ参考にして、経皮吸収をなるべく避けて生活してみましょう!
111
関連項目
『経皮毒をうけないための、安全な使い方を考えよう!』について、多くの人に知って欲しいです
あなたの「いいね!」から共感の輪が広がり、みんなの「いいね!」が社会に反映されると、とても嬉しいです。情報の拡散にご協力をお願いします。関連記事
-
-
シャンプーから毒が入っていくる?
経皮毒とは、皮膚から有害化学物質を吸収してしまうことです。やっかいなことに、痛み …
-
-
日用品の経皮毒に注意!経皮吸収率は、身体の部位によって違う!?①
皮膚から有害物質が吸収されてしまうという経皮毒。身体の部位によって、吸収率が違う …
-
-
30代で閉経する人も?!閉経や更年期障害の若年化
性の早熟化と同じように、閉経や更年期障害にも若年化が進んでいます。 早くに生理が …
-
-
経皮毒は体内に長く残留する!毎日使う日用品の危険
強力な皮膚バリアーを打ち破り、経皮毒は容赦なく体内に侵入してきます。 日用品であ …
-
-
環境ホルモンが女性ホルモンのバランスを崩す?
環境ホルモンが女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするということが、近年叫 …
-
-
経皮毒を知って、次の世代を守りましょう!
環境ホルモンが、母親から胎児に移行し、その胎児が母親になった時にもその子どもに移 …
-
-
婦人病の原因に、経皮毒の可能性?【PART2】
PART1でご紹介したように、経皮毒の危険性は得体が知れないだけに、知らないうち …
-
-
皮膚から、毒が侵入する「経皮毒」とは?
普段何気なく使っているもので、肌に直接触れるものって、結構たくさんありませんか? …
-
-
環境ホルモンと子宮内膜症の関係とは?
あるアメリカの実験で、子宮内膜症の起こる要因となる衝撃的な事実が明らかになりまし …
-
-
現代人に見られる異常は「継世代毒性」?
母親から子どもへ引き継がれてしまう毒性は、孫の代にまで及んでいます。 特に環境ホ …
