経皮毒は体内に長く残留する!毎日使う日用品の危険
強力な皮膚バリアーを打ち破り、経皮毒は容赦なく体内に侵入してきます。
日用品である洗剤や化粧品に含まれる合成界面活性剤が、皮膚バリアーを壊すから侵入するのですが、皮膚から浸入した有害物質は、排出されにくく、長く身体の中に留まるという性質もあるのです。
サリチル酸の実験
湿布薬などの外用薬に含まれるサリチル酸を使った実験があります。まず、注射で直接血管にサリチル酸を投与します。
このサリチル酸は、24時間以内にすべての量が尿になって出てきました。
一方、皮膚に塗布することによって吸収されたサリチル酸は、数日間にわたって尿で排出されましたが、一部は皮下組織に溜まってしまったというのです。
その後、血液に移動して長い時間サリチル酸は体内に留まった後、やっと少しずつ排出されたということです。
経皮毒は長期滞在する
実験からと同じようなことが、経皮毒でも言えます。
身体の中に長く留まるということは、それだけ身体が長い時間毒と接しているということ。しかも血液などにのって全身どこにでも運ばれています。
経皮毒は毎日使う洗剤やシャンプー、化粧品に含まれています。
もともと残留する性質があるのに、翌日にはまた皮膚から吸収されたらどうなるか…もうおわかりですね?どんどん経皮毒が溜まっていくことになります。
つまり毒が濃くなっていくのです。今がまだよくても、近い将来、蓄積量があるレベルに達すると病気や障害となって表面化することは明白ですね。
経皮毒は秘かに侵入する
このようにして、わたしたちは知らない内に有害化学物質を体内に入れて、溜め込んでいます。
大量生産される日用品には、想像以上に有毒な化学物質が含まれていることを知ってください。
そして、ごく一部の過剰反応を起こす人以外、刺激も痛みもなく、経皮毒は毎日わたしたちの身体に入っているのです。
自覚症状もほぼなく、知らないうちに身体の中が毒に侵されているのです。早く気付いて、まずは日用品の見直しからはじめてみましょう。
経皮毒は、口や呼吸によって入ってくる毒より、はるかに身体の外に出て行きにくいのですね!
しかもまったく気付かないうちに毒をどんどん身体に溜め込むなんて、怖いですね!日用品を安心で安全なものに変えると、経皮毒はずいぶん減ると思いますよ!
97
関連項目
『経皮毒は体内に長く残留する!毎日使う日用品の危険』について、多くの人に知って欲しいです
あなたの「いいね!」から共感の輪が広がり、みんなの「いいね!」が社会に反映されると、とても嬉しいです。情報の拡散にご協力をお願いします。関連記事
-
シャンプーから毒が入っていくる?
経皮毒とは、皮膚から有害化学物質を吸収してしまうことです。やっかいなことに、痛み …
-
女性ホルモンってどんな働きをしているの?いまさら聞けない女性ホルモンのお話
女性ホルモンって、一生のうちにスプーン一杯分しか分泌されないらしいのです。 そん …
-
日用品の経皮毒に注意!経皮吸収率は、身体の部位によって違う!?①
皮膚から有害物質が吸収されてしまうという経皮毒。身体の部位によって、吸収率が違う …
-
地下鉄サリン事件に見る、経費毒の恐ろしさとは?
1995年3月20日に起こった、地下鉄サリン事件。 ある宗教団体が起こした同時多 …
-
環境ホルモンと子宮内膜症の関係とは?
あるアメリカの実験で、子宮内膜症の起こる要因となる衝撃的な事実が明らかになりまし …
-
環境ホルモンが女性ホルモンのバランスを崩す?
環境ホルモンが女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするということが、近年叫 …
-
経皮毒●経皮吸収された化学物質はどうなるの?②
前回は、私たちの体内に化学物質が取り込まれる3つのパターンをご紹介しました。この …
-
日用品の経皮毒に注意!経皮吸収率は、身体の部位によって違う!?②
経皮毒とは、皮膚から有害物質が吸収されてしまうことですが、身体の場所によってその …
-
ドライクリーニングや柔軟剤にもダイオキシンが?
経皮毒(皮膚から有害物質が浸透して蓄積すること)の危険性は、毎日使う「洗浄」する …
-
30代で閉経する人も?!閉経や更年期障害の若年化
性の早熟化と同じように、閉経や更年期障害にも若年化が進んでいます。 早くに生理が …